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こんにちは。ハレトです。
突然ですが私ハレトは、先日統計検定2級に無事合格しました!!🎊
勉強期間は2か月ほど頑張りました。(勉強のスケジュールは別記事にてまとめる予定)
統計検定2級では事務用電卓の使用が認められていますが、ここで質問です。
『MRC』『M+』『M-』といったキーの意味を知っていますか?
統計検定2級では、これらのキーを知っておくことで、かなりの時間短縮になるんです!
私もテスト2日前にこれを習得したおかげで、すっごく計算が楽になったのでこの記事で一緒にマスターしていきましょう。
この記事では統計検定2級で最低限必要な使い方を押さえていきます。
難しそう…。
大丈夫だよ。すぐマスターできるよ!
著者名:ハレト
現役大学生で趣味でブログを更新しています。
『陰キャラである主の処世術』を中心に記事を更新しています。
統計検定2級の勉強をしていると、
\[\frac{\bar{x} – \mu}{\sqrt{\frac{\sigma^2}{n}}}\]といった複雑な式を計算することがよくありますよね?(ちなみにこの数式は、母分散既知の母平均の信頼区間推定より)
これを計算しようとすると、分母と分子を別々に計算してメモしておき、また計算する必要があると思います。
この記事で紹介するキーを使いこなせればメモする必要はなく、一回の計算で済ませることができるんです。
便利でしょ?
というわけで早速、『MRC』とか『M+』といったキーの使い方を見ていきましょう!
M+ → メモリーの数に足す
M- → メモリーに保存されている数から今の数をひく
MRC → メモリーから数を呼び出す
メモリーとは計算機の脳みそみたいなもので、ここに数字を1個だけ保存できます。最初の値は0です。
この説明で分かる方は少ないと思うので、具体例と共に見ていきましょう。
今表示されている数字を、メモリーに足します。
メモリーとは計算機の脳みそのようなもので、数字を1つだけ覚えておくことができるものでした。そして、メモリの初期値は0です。
12を押したあとに『M+』を押すと、0+12=12がメモリーに保存されました。
12の後に、さらに14を押して『M+』を押すと、12+14=26がメモリーに保存されます。
ひとことで言うと、M+の逆です。 メモリーからその数をひいてメモリーに保存します。
14が表示されていて『M-』を押すと、 0-14=-14がメモリーに保存されました。
さらに15を押して『M-』を押すと、-14 – 15 = -29がメモリーに保存されます。
先ほどまでメモリーに保存していた数を呼び出します。パソコンのペーストが近い意味ですね。
必要なタイミングで『MRC』を押すと、先ほどの数を貼り付けます。
メモリーに14が保存されていて、『15+MRC』を計算すると、15+14=29になります。
これで使い方は一通り話したので、さっそく使ってみましょう!
解答例
2+5= → M+ → 4+3 + MRC = 49
解説
2+5を計算してM+でメモリーに保存する。そして 4+3を計算してMRCを押してメモリーの数を呼び出して足す。
次は試験でも使いそうな式です
解答例
3.3÷30= → √ → M+ → (10.5 – 10) / MRC = 1.507556….
解説
分子÷分母を最終的にしたいので、分母を計算して保存(M+)しておきます。
計算した分子から、先ほど計算した分母を呼び出し(MRC)て割ります。
ここまでご覧いただきありがとうございます。
例ではM-を使う問題を用意できませんでした。というのも、試験ではM-は使用しなかったからです。おそらくM+とMRCがあれば事足りると思います(^^♪
それでは本記事はここまでです。ほかの記事もぜひご覧いただけると嬉しいです!
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